作家



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いま、なぜ魯迅か (集英社新書) [ 佐高 信 ]
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改革者たちはやたらと改革を語りたるが、真の改革が身に及ぶと、きっと怖気づくに違いない。


人生で最も大きい苦痛は、夢から醒めた時、行くべき路がないことです。



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お前のその非力な掌では、すでに冷えかかつた人間の体を、温ためてやることなどできはしない。やつらを温ためてやれるのは、核爆発だけなのだよ。神々が死に、魂が死に、思想が死んだ。肉体だけが残つてゐるが、それはただの肉体の形をした形骸だ。


恋が盲目であるやうに、国を恋ふる心は盲目であるにちがひない。しかし、さめた冷静な目のはうが日本をより的確に見てゐるかといふと、さうも言へないところに問題がある。さめた目が逸したところのものを、恋に盲ひた目がはつきりつかんでゐることがしばしばあるのは、男女の仲と同じである。


この低俗な日本の文壇が、いささかの抵抗も感ぜずに、認めかつとりあげる作品の価値など知れているのだ


言葉というものは終わらせる機能しかない。はじめる機能などありはしない。表現されたときに何かが終わっちゃう。その覚悟がなかったら芸術家は表現しなければいい。一刻一刻に過ぎてゆくのを誰もとめることはできない。しかし言葉が出たらとめられる。


文学者の簡明な定義を私は考えるのだが、それは人間の言葉が絶対に通じ合わぬという確信をもちながら、しかも人間の言葉に一生を託する人種である。この脆弱な観念を信じなければならぬ以上、文学者は懐疑主義者になりきれない天分をもっている。その代わり、もう一つの別の危険がある。彼は平凡以上に美しいものがないことを、言葉の最高度の普遍性以上に美しいものがないことを、信じたい誘惑にとらわれるにいたる。彼は常套句の美しさを知り、常套句をしか信じなくなる。すると彼は凡庸に化身してしまう。獄中から出たワイルドは凡庸になった。そして黙った。



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『人間を神様以上のものと自惚れさせた』
これが脳髄の罪悪史の第一ページであった。
『人間を大自然界に反抗させた』
これが、その第二ページであった。
『人類を禽獣の世界に逐い返した』
というのがその第三ページであった。
『人類を物質と本能ばかりの虚無世界に狂い廻らせた』
というのがその第四ページであった。
『人類を自滅の斜面へ逐い落した』
それでおしまいであった。


ドグラ・マグラ+ミスティックアーク

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人間が鳥のように飛び、魚のように水中を行くという事は果して自然の意志であろうか。こういう無制限な人間の欲望がやがて何かの意味で人間を不幸に導くのではなかろうか。人智におもいあがっている人間は何時かその為め酷い罰を被る事があるのではなかろうかと思った。






宇宙の謎を解くためには宇宙と同心同体にならねばならぬ。


世界を一つの生命体と考える。その生命体から人間を見る。

人間はどのように見えるのか?(ゆりあいすてぃー問題)

医者がいたら何をするか?そのウイルスを除去する。

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