世界は起こっていることの総体である
私の言語の限界が、私の世界の限界を意味する
世界はどのようにあるか、ということが神秘的なのではない。世界がある、ということが神秘的なのである。
読者は梯子を登りきったあとで、その梯子を取り払ってしまわなければならない
人は語りだすことの出来ない答に対しては、人は問をも語りだすことは出来ない。
謎は存在しない。
ともあれ問が発せられる以上、その問は答えることの出来るものである。
語りえないものについては、沈黙せねばならない。
神を信じることは、生の意味に関する問いを理解することである。
神を信じることは、世界の事実によって問題が片付くのではないことを見てとることである。
神を信じることは、生が意味をもつことを見てとることである。
太陽は明日も昇るだろうというのは一つの仮説である。すなわち、われわれは太陽が昇るかどうか、知っているわけではない。